工業用ミシンのモーターについて

※画像 上:クラッチモーター(重さ約17.5s) 下:サーボモーター(重さ約5s)
工業用ミシン用モーターには、大きく分けて『クラッチモーター』と『サーボモーター』の2種類があります。
それぞれの大まかな特徴は以下のような感じです。
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クラッチモーター |
サーボモーター |
価格 |
安価 |
高価 |
大きさ・重さ |
大きく重い |
小さく軽い |
モーター音 |
常に発生 |
ほぼ無音 |
回転数 |
一定 |
変速可能 |
消費電力 |
多い
※常に回転しているため |
少ない
※モーターへの電力は回転時のみ |
扱いやすさ |
難しい |
簡単 |
その他 |
構造がシンプル |
ものにより、針停止位置の設定や
プログラミングが可能 |
このようにクラッチモーターのメリットとしては価格面ぐらいになっており、現在ではサーボモーターが主流になっています。
ただその一番のネックであるサーボモータの価格は、機能やメーカーの違いにより価格に差はありますが、
高価なものになると中古のモーターでもでも中古工業用ミシン本体以上の価格になってしまうため、
趣味程度でミシンを使っている方にとって、サーボモーターへの交換はかなり高いハードルとなっているかと思います。
しかし、ミシンを使う使用頻度や縫う対象により必要な機能は異なりますので、
できるだけサーボモーターの機能を少なく(必要最小限に)することによって価格を抑えることができます。
それでもサーボモーターの価値は十分に感じていただけることでしょう。
※このページでは、機能を必要最小限に絞った、できるだけ安価なサーボモーター(中国製)を使用しております。